同人誌の何が一番面白いかというと、複数の人の手を経ていない作者の主張がダイレクトに届くところでしょうか。
個人的に、ライトノベルを読むときの着目点にもそういう所をみる癖があって、コバルトなんか特に「ここ作者の筆がノッテル!!!」とか、わかりやすく思えるので好きです。(分かったと思い込んでいる説もありますが)。そして、そう考えると、現代小説の黎明期の明治はそう言った面でも作品の宝庫ではないでしょうか。
つまり、明治の文豪作品は、同人…らの…(不適切な発言の可能性により音声が途切れました)…しかも、明治の書き手は、英才教育を受けた帝大卒のエリートのような人々で、そんな彼らが情熱をもって、分かりやすさを軸にした写生論を元に作品を書いていると考えたら、読みやすく、心動かされる小説であることは当然のことかもしれません。
どこか悔しいけれど。
(イラストは、並木陽さんの『斜陽の国ルスダン』、スープさんデザインのディミトリのファンアートです)
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